ハグ

ムギュ、と抱きつかれた感覚に、俺はあっさりと眠りから目を覚ました。
胸元を見てみれば、思った通りサンビームさんが俺の体に抱きついて眠っている。
口元に笑みを浮かべ、小さく「ウマゴン・・」とか呟きながら。
魔界の王を決める戦いが終結して、ガッシュやウマゴンたちが元の世界に戻ってから、そろそろ一年が経とうとしている。
それまでの日々、やたらとウマゴンを抱っこしていたせいか、サンビームさんはそれ以来、たまーにこうやって寝とぼけた事をしてくれるようになった。
恋人としては、自分ではない名前を呟きながら微笑まれるなんていう事は実に心外なんだけれど。
でも今、こうして夢の中でウマゴンと遊んでいるらしいサンビームさんがやたらと可愛い顔でニコニコと笑っているから。
思わずメルメルメーとか言いたくなる気分になりながら、俺はそっとサンビームさんの緑の髪を梳いた。
この状態で目を覚ましたサンビームさんがどんな言い訳をするのか、ちょっとだけ意地悪くも楽しみに思いながら。


 清サン強化月間に展示していた作品ですv


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