そばに -2-

二人して深く舌を絡めあっったまま、手探りでお互いの服を脱がし合った。
しっかりと閉めてもどうしても出来るカーテンの隙間から入ってくる光の筋。
その明かりが俺たちの肢体を所々に白く照らす。
「こんな明るい所でサンビームさんを全部見るのは初めてな気がする」
「・・・・そうだね。なんだか眩しいよ」
俺を見上げてくるサンビームさんが瞳を細めてる。
「ちょっとだけ得した気分だ」
サンビームさんの両頬に当てていた手を、首から胸へ何回も滑らせながら俺が言うと、いつもは俺にされるがままのサンビームさんが身じろぎをした。
「? どうしたのサンビームさん?」
「いつも・・・してもらってばかりだから・・・」
おずおずと俺の体に手を伸ばすサンビームさんの顔がそれでも困惑に染まっているのがわかる。
俺は口元を弛ませながらその両手を片手で掴んでサンビームさんの頭の上のベッドへと縫い付けた。
「清麿?」
「無理しないでいいよ。それにすぐに俺に縋り付いてる事しか出来なくしてやる」
片手でサンビームさんの両腕を頭の上で押さえ込んだまま俺がニンマリと笑うと、その言葉にサンビームさんが頬を一気に染めた。
サンビームさんがなにか言葉を紡ぐ前に、俺は空いている手をサンビームさんの頤に添えて耳元に息を吹き掛けた。
それだけで耳を弄られるのが苦手なサンビームさんは面白いくらい体を跳ねさせる。
「ち、ちょ、清麿っ」
焦った声を出すサンビームさんを力で押さえ込んでそのまま耳に舌を這わせると、普段の時では考えられない声がサンビームさんの口から零れ出た。
横目で見てみるとサンビームさん自身も自分の声に驚いているみたいだ。
その声に煽られて耳孔に舌を差し入れてみると俺の体が一瞬浮くくらいにサンビームさんが体を仰け反らせる。
俺はそのまま執拗に舌でサンビームさんの耳を味わった。
両腕も頭も俺に押さえ込まれていて、首を振る事すら出来ない状態に、サンビームさんはひたすら体をビクビクと痙攣させ続ける。
「清麿っも、やだっ・・・・っヤメ・・・ひぁあっ!・・・」
ボロボロと涙を流すサンビームさんの全身にしっとりと汗が浮き上がってきた。
そっと耳から舌を離すと、サンビームさんの体からくったりと力が抜ける。
「気持ち良過ぎた?」
俺の意地悪な言葉にサンビームさんは両腕をホールドアップの状態に押さえ込まれたまま、こっちを睨みつけてきた。
ああ、なんかソソられる恰好なんだけど。
「だって気持ち良かったからこうなってんでしょ?」
言いながら俺が自分の昂ぶりをサンビームさんのそれに押し付けた途端、目の前の顔に朱が走る。
鎖骨へと唇を落としてきつく吸い上げるとまたその刺激にサンビームさんの声が漏れた。
「はっ・・清麿・・・腕、外してくれ・・・っ」
「・・・なんか今日のサンビームさん感度いいなあ。昼間だからか?それとも耳弄られたせいで全身が敏感になっちゃった?」
「清麿・・・っ」
俺に懇願するような瞳に根負けして、俺はそっとサンビームさんの両腕を自由にした。
一発くらい殴られるかな?と思いながら。
そう思った俺の考えとは裏腹に、サンビームさんはホッとした表情を浮かべて俺の首に両腕を回してきた。
「・・・サンビームさん?」
「こうしてると・・・ホッとする」
「サンビームさん・・・」
自分のすぐ耳元で言われたその言葉に、俺は改めて優しくサンビームさんの体に手を滑らせた。
するとサンビームさんが気持ち良さそうに吐息を漏らす。
しっとりと汗をかいてますます滑らかになっているサンビームさんの全身に手を這わせながら俺は胸元へと唇を落とす。
さっきの強過ぎる刺激のせいかすでに硬く立ち上がっているそれを舌で転がすと、サンビームさんが俺の頭を抱え込んできた。
「キモチイイ?サンビームさん」
喋る俺の唇がサンビームさんの乳首を擽るように話すとそれだけでサンビームさんの体が揺れる。
「・・・が」
「え?なに?」
「清麿が、触ってくれるところは、全部気持ちがいいよ?」
さきほどの余韻のせいか目元にまだ涙を滲ませたサンビームさんが刺激に体を震わせながら言ったその言葉に、俺の昂ぶりがまた更に力を増す。
俺は彷徨わせていた手をサンビームさんの唇に這わせて言った。
「しゃぶってくれる?」
俺の言葉の意味を理解したサンビームさんが俺の指に舌を這わせた。
一度に2本の指を口から出し入れさせるとサンビームさんの口から唾液が頬を溢れて伝い首に流れ落ちる。
そんな情景も俺には刺激にしかならなくて。
早くサンビームさんの中に埋め込みたいけど、まだ後ろはまったく解していないから、俺はその痴態から視線を逸らせて波をやり過ごす事にする。
するとサンビームさんがいきなり体を起こしてきた。
「わ、なに、サンビームさん?」
圧し掛かっていた俺を強引に起き上がらせて自分も上半身を起こす。
二人してベッドに座り込む状態になった事に俺が問いかけるよりも早く。
「!!!サンビームさ・・・!」
屈み込んだサンビームさんが俺の昂ぶりを口に銜えた。
温かい粘膜と絡まってくる舌の刺激に、俺は一気に駆け上がりそうになって慌ててサンビームさんの頭に手を当てた。
「も、いいから!出るって!」
俺の焦った声にサンビームさんが笑ったのが気配で分かった。
でもサンビームさんは唇を離すどころか更に強く俺を吸い上げる。
「あ、ちょ・・・っ出る!・・・うあ!」
俺は我慢出来ずにサンビームさんの咥内に吐き出した。
「・・・っ!!〜〜ゲホッ」
それを口で受け止めようとして、思いっきりむせ込んだサンビームさんの背中を余韻に浸るまもなく俺は慌てて擦る。
「だ、大丈夫かサンビームさん!!!???」
「だい、じょぶ」
やっと咳が治まったサンビームさんが顔をあげる。
その白い液体を唇や押さえ込んでいた掌に滴らせている姿は俺が今まで見たサンビームさんの姿の中でも一番というくらいヤバいビジュアルで。
それは出したばかりだと言うのに俺の腰にズンと痛いくらいの刺激を与えてきた。
湧き上がってくる衝動のままに俺はもう一度サンビームさんを押し倒す。
「どしたの、急に?」
「・・・いつも受け身ばっかりで悪いなと思ってたから」
赤い顔のまま、俺の視線を避けてボソボソと言うサンビームさん。
ああもう、どれだけ俺を煽れば気が済むんだ?
サンビームさんの口元にこびり付いてるモノを俺は舌で舐め取ると、そのまま舌をサンビームさんの口へと差し入れる。
口に広がる味に一瞬眉をひそめてから、それでもサンビームさんは自分の舌を絡めてきてくれた。
その状態のまま、俺は右手をサンビームさんの臀部へと潜ませる。
さっきサンビームさんに滑るほどにしゃぶってもらった指はもう乾いていたけれど、サンビームさんから流れ出てる先走りの液が最奥まで流れ込んでいて
俺の指は案外スムーズに奥へと入り込んでいく。
それと同時にビクビクと震えるサンビームさんの体。
そんな一つ一つの反応に煽られて俺はサンビームさんの中で指を思い切り動かした。
「っはぁ、あ、あ、っんう・・・!清ま、ろぉ・・!は、ぁっ!」
強い刺激に思い切り体を仰け反らせてから俺の首に腕を回して縋り付いてくるサンビームさん。その喘ぎ声たまんないよ。
「一回出そう?」
俺はサンビームさんの一番弱いところに指を潜らせて思い切り指を暴れさせる。
「ぁあっ・・・・っ!!!!!」
これ以上ないくらい体をしならせてサンビームさんが絶頂を迎えた。自分の腹部に精液を巻き散らかす。
それを掬い取って俺が更に奥へと塗りつけると、イったばかりの刺激にサンビームさんの体がのたうつ。
「ゴメンね、サンビームさん」
俺はそのまま、サンビームさんへと自身を潜り込ませた。
もう、我慢できないよ。
「・・・・・・・ーーーっっっ!!!!!」
いきなりの挿入に、悲鳴も出せないままサンビームさんの体が仰け反った。
その体をそのまま抱きかかえて、俺の上に座り込むように抱き上げる。
「・・・まろっ、むりっ」
強い刺激に自分の上半身すら支えられないのか、グラグラとしたその体を俺に凭れ掛けさせる。
「あんだけ人の事煽っておいて、なに言ってんだよサンビームさん?」
俺がにやりと笑いかけると、多少は身に覚えがあるらしくサンビームさんの顔が気まずげな表情を浮かべた。
「今日はまだまだ終わらせないからな?」
「・・・受けて・・・立てられるかな?」
苦笑気味に言うサンビームさんの体を揺すり上げたら、途端に俺に縋り付いてきた。
「・あ、・・清麿っ」
「受けて立ってもらわないと困るよ、サンビームさん?」
「ふ、あ・・っ清、まっろっ」
刺激に体を震わせながら俺の名前を呼ぶサンビームさんの体を思い切り抱きしめて。
俺は征服感に酔いしれながらその体を貪った。



フラフラの状態のサンビームさんと、なんとか入浴を済ませてベッドに入り込むと。
それこそあっという間にサンビームさんは夢の世界に旅立ってしまった。
いつもより積極的なサンビームさんに、つい俺もいつも以上に攻め立ててしまった自覚があるから風呂場でも服の着衣でもやたらと世話をやいてしまったけど、
実際放っておいたら風呂場でそのまま寝入ってしまいそうなほど、サンビームさんは疲れ果てていて。
それでもすごく安心したような顔をして眠っているサンビームさん。
お互いがお互いを必要としているなら、絶対に大丈夫。
俺は力の抜けている恋人の体を抱きしめながら心地好い眠りに入っていった。


                                                                 end


・・・・ぜーぜー。
どう!?? 裏っぽくなった???
・・・・力尽きた・・・・なんでこうえっちぃのってエネルギー消費するのかしら???_| ̄|○
内容とかも今回はひたすら「裏用」という部分に重点を置いてみたのでそーゆーシーンに丸々一ページですよ!
・・・私にしてはすげー事なんです〜〜(@_@;)
裏を作ったからにはキチンとせねばと思いまして、頑張ってみました(#^.^#)
あとはホントはイラストなんとかしたんですが・・・私の画力ではえっちぃどころかお笑いになってしまうという・・・_| ̄|○



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