目が覚めてみると、もうカーテンから射す光が強い。
いつもより長い間眠っていたせいか、ぼうっとする頭で
サンビームはどうして目覚ましが鳴らなかったのかと考えた。
電池が切れたのかとモゾモゾと体を起こすと、
目覚まし時計の下にメモ用紙が置いてあるのが目に付いた。
見慣れた清麿の文字。
『一回家に帰ってくる。またあとで来るよ。
今日くらいはジョギングはやめておけば?』
ああ、清麿がアラームを止めていったのか、とぼんやりと手紙を読み進めていたサンビームは
最後の一行を読んで、一気に顔を赤らめた。
『運動だったら昨日の夜に充分しただろ?』
SS…by fuaサマ
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